2月22日 不審者対応避難訓練
2024年2月22日 11時10分2校時に職員室前の玄関から不審者が侵入するという想定で不審者対応避難訓練を行いました。
不審者(役)に職員が対応しましたが、強引に侵入しようとしたので、非常通報装置で警察へ連絡、同時に緊急放送で校内にも不審者からの避難を知らせました。
児童は、長笛と緊急放送を聞いて教室の窓や扉の鍵をかけ、教室内に立てこもるという方法をとりました。
これまでは公民館まで避難するという方法をとっていたのですが、それでは犯人と遭遇する危険性があるということでした。教室内にとどまり、犯人(廊下側)から見えないように隠れ、静かに身を潜め、犯人が警察に確保されるまで待つというやり方で行いました。
子どもたちは、学級担任の指示を聞き、緊張しながらも落ち着いて行動することができていました。
訓練が終了した後、スクールサポーターのNさんや駐在所のMさんから講評をいただき、学校外で不審者に遭遇した際の対応等も指導していただきました。
不審者の特徴
①後をつけてくる
②しつこく声を掛けてくる
③手を引っ張ったり、体を触ったりしてくる
④写真を撮ろうとする
⑤車に乗せようとする
上記のような行動をとられたら次のような行動をとりましょう。
不審者に遭遇したときに大切なことは以下の3つです。
①逃げる
②大声を出す
③防犯ブザーを鳴らす
防犯ブザーはランドセルに付ける位置も重要です。不審者に遭遇したらすぐ対応できるよう、ランドセルの肩紐の部分に付けて、体の前面で防犯ブザーを鳴らすことができるようにしておきたいものです。音が鳴るかどうか、1週間に1回程度確認をする必要もあります。
被害にあわないために
①裏通りや人通りが少ない所を通らない
②寄り道をしない(決められた通学路を帰る)
③怪しい人にはついて行かない
④他人の車には乗らない
⑤大声で助けを求める
⑥近くの家や大人に助けを求める
まずは、自分を守るため、不審者に隙を見せないために、特に上記の①~④のことに気を付けましょう。
外出時の注意点
①なるべく一人にならない
②外出先から帰るときは早足で帰る
③遊びに行くときは、家の人に「だれと・どこに行くのか・何時に帰るのか」をきちんと伝える
④家族と離れない(はぐれない)
⑤外出時も防犯ブザーか携帯電話(位置情報を確認できる)等を持参する
など指導していただきました。
子どもたちは真剣にスクールサポーターのNさんや駐在所のMさんのお話を聞き、自身の行動を振り返ったり、これからに生かそうとしたりしていました。
地域での元気な挨拶や元気に外遊びをすることも防犯につながることを教わりました
地域での元気な挨拶・・・地域に顔見知りをつくる。日頃から大きな声を出す練習になる。いざというときに声を出しやすい。
元気に外遊びをする・・・鬼ごっこをしたり、外で元気に体を動かすことは不審者から素早く逃げることにつながる
今日の不審者対応避難訓練は、「児童の命を守るために教職員がどのように連携して対応するか」という目的もありました。訓練後に教職員も不審者への対応について指導していただき、「さすまた」の使い方も教わりました。
日頃からの危機管理の大切さを学びました。
御家庭でも、外出時や家で留守番をしているときの不審者対応について御家族で話し合ってみてください。