12月12日 平和学習(5・6年)、イチョウと遊ぶ(1・2年)
2024年12月12日 17時20分【平和学習】
今日は、岩松に在住のT.Kさんと清満に在住のT.Kさんをお招きし、5・6年生は公民館で平和学習を行いました。
講師のお二人とも90歳を超えています。当時の記憶が鮮明で、戦争中の暮らしの様子や学校生活等を子どもたちにも分かるようにかみ砕いてお話してくださいました。
子どもたちは聞き逃すまいと必死にメモを取りながらお話をうかがいました。
お話の一部を紹介します。
「戦争が始まったのが、小学5年生の頃。情報伝達手段の少ない時代なので、戦況が分からず、日本はずっと勝っているのだと思っていました。栽培・収穫した作物は国に供出し、食料は配給に頼るしかなく、みんな貧しい生活をしていました。着るものも年中同じ素材。雪の降る日でも素足にわらじ。毛織物などほとんどありませんでした。白米は贅沢品で、麦や芋のご飯が主でした。」
「学校に行っても、1・2時間授業をしたら、山へ行って木の切り出しを行い、それを焼いて炭にして国に供出していました。
学校から帰ると、田や畑に行って家族の手伝いをしていました。友達と遊ぶという自由な時間などありませんでした。ものが少ない上に、今のように車や機械などない時代、すべて人力で作業し、運搬も人の力で行っていました。子どもも大事な働き手でした。なぜなら、20代から40代くらいの男の人はみんな兵隊として戦地へ赴いていたからです。」
「戦争は男の人だけがするものではなく、家を守っていた女の人や子ども、高齢者も大変な生活を強いられていた」
という言葉が心に残りました。
「皆さんはいい時代に生まれてきましたね。どんな風に成長していくのか、楽しみです。」
という言葉に、つらい少女時代を生き抜いたお二人の「戦争は二度と繰り返してはいけない」というメッセージを感じました。
有意義な45分間でした。
【イチョウと遊ぶ】
今週の生活科の時間の1・2年生の様子です。
下の画像は子ども教室での一場面。
実は、集めた落ち葉はハート形。
今しかできない落ち葉遊びを楽しんでいました。
その横では、砂場遊びに夢中になっているUさんもいました。
トンネルもあります。掘ってつくった川に水も流していました。寒さで手は真っ赤でしたが、満足感いっぱいで遊んでいました。