6月10日 農家の仕事(3年)、調理実習その後
2024年6月10日 14時03分【農家の仕事(3年)】
3年生の社会科「農家の仕事」の一環で、農業に15年間従事しておられる颪部のKさんの畑で農家の仕事を体験させていただきました。
初めに、どうして農家の仕事をすることになったのか、どんな苦労や喜びがあるのかを教えていただきました。
今日は、中学校が繰替休業日だったため、Kさんのお孫さんのAさん(中学3年)もサポートで来てくれていました。
今日は、サツマイモの苗植えを行います。事前にきれいに畝を作り、苗も植えやすい長さにカットしてくださっていました。
どんな芋を育てたいかで植え方も変わるそうです。今日は二通りの植え方を教えていただきました。
一つ目は畝と平行に横向きに苗を植えていく方法です。 まず、根がどこに生えてどこに芋がつくのかを見せていただき、植え方を教えていただきました。
実際に自分たちで植えてみました。
水もたっぷりやりました。
二つ目は畝に対して斜めに挿すように植えていく方法です。この方法ではKさん手作りの秘密兵器も飛び出し、それを使わせていただきながら植えていきました。
農業を始めて15年。消費者のことを考え、よりおいしく、よりたくさん収穫できる方法を考え続けているKさん。ご自分のことをまだまだ勉強中とおっしゃっていましたが、謙虚に学ぶその姿勢と向上心はさすがプロという感じでした。
常に目線を子どもたちと同じ位置に合わせ、優しく穏やかな表情で話してくださるその姿で、一気に子どもたちの心はつかまれてしまいました。
感想発表をする子どもたちの表情を御覧ください。
子どもたちの今日の活動に対する満足感とKさんへの安心感・信頼感が表情に出ています。
Kさんの愛情を一身に受けて育つ野菜たちがおいしいのもうなずけます。
10月の収穫まで、ときどき草引きをしたり、成長の様子を見守りに来ると約束した3年生。立派なお芋がたくさん収穫できますように…。
【学校での調理実習を生かして】
先月、今月はじめ、5・6年生は「ゆでる」「いためる」調理実習を行いました。
6年担任で家庭科担当のI先生は、
「家庭でも朝食を作ってみてね。作ったらカメラで映してロイロで送ってね。」
と6年生に呼び掛けていたそうです。この週末、家庭で朝ご飯を作ってみた児童がいたそうです。
今朝、I先生が
「上手に作っているんですよ。」
と声高らかに写真を見せてくれました。
ポップな盛り付けが見た目にもかわいいNさんの朝食。
まるでカフェのランチのようなMさんの朝食。
ヨーグルトにフルーツやグラノーラなどを入れて栄養価をアップしているAさん。これも工夫ですね。
5年Mさんは家庭で「じゃがいもをゆでる」ことに挑戦したそうです。ほくほくしていておいしそうです。
4人とも色彩を考え、おいしく見えるように工夫した盛り付けをしています。
学校での学びがその場限りのものではなく、子どもたちの家庭生活を充実させるものになっていることをうれしく思った朝の出来事でした。