10月29日 出前授業「お寿司で学ぶSDGs」
2024年10月29日 13時19分今日はくら寿司さんによる出前授業「お寿司で学ぶSDGs」が3・4校時にあり、清満小と御槙小の全校児童で参加しました。
SDGsは、持続可能な開発目標の略称です。SDGsでは、世界で起こっているさまざまな問題を解決・改善し、地球を未来につないでいくために必要な目標を、17の項目に分けて取り上げています。
例えば、SDGs目標14では、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」ことを目標としています。
では、くら寿司さんによる出前授業の様子を紹介します。
上は、持ち帰り寿司の現在と未来の画像です。今のままの世の中だと、将来的には右のように魚のお寿司は食べられなくなります。
将来的にもおいしいお寿司が食べられるように、くら寿司ではどのような取組をしているのかを教えていただきました。
魚の模型(実際の大きさ・重さ)を触ったり、じっくり見たりして、何の魚なのか、その魚はよく食べられているのかを考えました。
海にすむ魚は約15,000種類もあるそうです。
そのうち、日本の市場で扱われている魚は約500種類。でも、よく食べられている魚はもっと少ないそうです。
魚の模型をよく食べられている魚とあまり食べられていない魚「低利用魚」に分けてみました。
真鯛、トラフグ、サーモンはよく食べられている魚、
ニザダイ、ボラ、シイラはあまり食べられていない魚「低利用魚」に分類されます。
くら寿司では、漁師さんとパートナーシップで「低利用魚の問題」に取り組んでいるそうです。
例えば…
〇 くら寿司では「ほしい魚」を要望するだけでなく、「とれた魚」を種類問わず重量で買い取る「一船買い」という取組を行い、漁師さんの収入の安定に貢献できればと考えているそうです。
〇 シイラは鮮度を保ったまま店に送ることができるよう、加工センターで素早く加工する。
〇 ニザダイをおいしいお寿司のネタにするために、エサとしてキャベツを与える。
などです。
くら寿司の「食品ロスの問題」への取組を体験するため、お寿司屋さん体験ゲームも行いました。
ゲームの結果が気になります。
結果は、15皿中、11皿を予想した3班が優勝でした。
このお寿司のカバーにも工夫があって、安全安心なお寿司を提供できるよう、空気中のウイルスやほこりからお寿司を守っています。
カバーに触れなくてもお皿を持ち上げるだけで蓋が開きます。
本物そっくりのお寿司に子どもたちのテンションも上がります。休憩中には、自分の好みのお寿司をお皿に盛りつけている人もいました。
お寿司は生もの。どうしても廃棄するものが出てきます。くら寿司では、たくさんの情報を集めて、お客さんの食欲を予測して食品ロスを減らすことに成功したそうです。
自分たちでも「食品ロス」「低利用魚」の解決策を考えてみました。
グループでも話し合ってみました。
全体の場でも発表してみました。
今日の学びがこの場限りのもので終わらず、SDGsについて考え、取り組むきっかけとなるよう、御家族の皆さんにも今日の子どもたちの学びを共有していただきたいと思います。子どもたちは御家庭で今日の学習について話をすると思いますので、子どもたちの声に耳を傾け、SDGsについて一緒に考えてみてください。