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10月3日 福祉学習(3・4年総合)

2024年10月3日 17時48分

 5・6校時、3・4年生は視覚障がいのあるIさんと社会福祉協議会から3名の方にお越しいただき、福祉学習を行いました。

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 Iさんの自己紹介の後、情報を発信する手段や情報を受信する手段を教えていただきました。

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 点字を打つカニタイプ(正式名称はライトブレーラー)の体験もしました。

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 時代の流れと共に、1台で何役もこなす便利なツールが出てきていることを教えていただきました。下の機械は40万円もするそうです。

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 外出する際の工夫についても聞きました。

 外出する際には白杖を使います。だれかと歩かないと目的地には行けません。

 盲導犬についても教えていただきました。

 盲導犬は以前より減ってきています。それは、盲導犬と共に行ける場所が限定されているからだそうです。例えば、レストランや宿泊施設、タクシーなどは盲導犬と一緒だと断られることが多いです。そのため、盲導犬を必要とする人が少なくなってきたのだそうです。

 途中、いろいろな体験をさせていただきました。

 下の画像は、目隠しをして、「うまい棒」を買ったとして、財布から15円を取り出して支払う、という設定です。

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 チャレンジした児童は、硬貨の手触りや穴の大きさから10円玉と5円玉を選び出していました。

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 硬貨には大きさに違いがあることも学びました。

 紙幣も長さで判断できることを教わりました。

 Iさんは、お金を触ったり、大きさや長さを比較したりして全ての金種を当てていて、子どもたちからは「すごい!」の声が漏れ、拍手が起こりました。

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 ブラックボックスでは、シャンプー、牛乳パック、砂糖などを手の感触だけを頼りに当てるという体験もしました。

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 体験の後、シャンプーとリンスの見分け方、牛乳とそれ以外の飲料の見分け方、砂糖と塩の見分け方なども教えていただきました。この見分け方を既に知っている児童もいて意識の高さに感心しました。

 体験を通して、日常の中にみんなが暮らしやすい工夫がされていることを知りました。

 ペットボトルから紙コップに飲料をつぎ分ける体験もしました。

 どれくらいの量入れたいかを言ってから挑戦しました。

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「思ったよりも少なめについでしまった。」というのが子どもたちの感想でした。

 軽い紙コップはどのくらい入ったか重さで分かりますが、重いグラスだとどのくらい入ったか分かりにくいので難しいのだそうです。

 最後にIさんから、

「世の中には視覚障がいだけでなく、いろいろな障がい、いろいろな病気、高齢者など、困っている人はたくさんいる。その人たちに自分から声を掛け、助け合いをすることができる大人になってほしい。一番大事なのは、友達でいてくれる人をたくさん作ること。自分でできることは何かを考えて過ごしてほしい。」

という言葉をいただきました。

 子どもたちからは、

「体験やお話を通して、視覚障がいについてたくさんのことが分かりました。大きくなったときに視覚障がいのある人に、もっと分かりやすいものを作りたいと思います。」

などの感想が聞かれました。