9月11日 SOSの出し方講座(5・6年)
2024年9月11日 12時43分【SOSの出し方講座(5・6年)】
今日は保健師さんをお招きして、5・6年生対象に「SOSの出し方講座」を行いました。
テーマは「自分を大切にしよう~不安やなやみの対処~」です。
夏休み中には職員向けの「SOSの受け止め方講座」を行っていただいています。
今日の講座の中では、不安や悩みは多くの人が感じていることであり、生活の中でそのような思いを抱くことは自然な感情であるとした上で、不安や悩みが大きすぎたり長く続いたりすると心身に影響を与えることがあることも紹介されました。
そこで、「自分がつらくなったとき、それを軽くするためにどのようにしているか。」「友達がつらそうにしているとき、それを軽くするためにどのようにしているか。」をそれぞれが考えました。
その後、グループで自分の考えや実行していることを紹介し合いました。友達の対処法でいいなと思うものはワークシートに書き加えていきました。
子どもたちの中には、「お菓子を食べまくる」「大声で叫ぶ」「飼っている犬や猫と遊ぶ」など、苦しくなる前に不安や悩みを解消させたり軽減させたりしている人もいることが分かりました。
自分にできる方法、自分に合った方法を知っておくことは大事です。
いろいろな対処法が出てきましたが、一番の対処法は「身近にいる信頼できる大人に話すこと。」つらいときには人に話してもいいのです。「でも、自分のことを分かってくれる大人に出合うのは大変なことなので、少なくとも3人の信頼できる大人に相談すること。」を教えていただきました。
そこで、自分の周りの信頼できる大人3人をワークシートに書いてみました。いろいろ考え過ぎて、なかなか書けない人もいました。
信頼できる人に辛いことを話すと、その人を心配させたり、迷惑を掛けてしまったりするのではないか、がっかりさせてしまうのではないかと考えてしまったのかもしれません。でも、信頼できると思って相談された側は、自分のことを信じて本当の気持ちを伝えてくれたことを、むしろうれしく感じるはずです。
大事なのは「一人で悩まないこと」
今日の学習が子どもたちの心の不安や悩みを少しでも和らげ、「自分を大切に 相手を大切に 一人一人を大切に」する行動へとつながってくれることを望みます。
我々大人も、子どもたちの不安や悩みをしっかりと受け止め、子どもたちが相談しやすいと思えるような信頼関係を築いていくことが大切ですね。